【海賊と呼ばれた男】映画版と漫画版を比較!見どころは?

海賊と呼ばれた男

海賊と呼ばれた男はご存知の方もいらっしゃいますが、作家の百田尚樹さんの小説を原作とした作品です。

小説は420万部を突破しベストセラーになりました。

出光興産の創業者出光佐三氏をモデルにした作品で作中に出てくる『海賊と呼ばれた男』とはまさに彼のこと。

作品は小説だけでなく漫画や映画にもなりました。

映画化していたのを知らず、久しぶりにTSUTAYAに行ったらレンタルされていたので、以前読んだ漫画版と映画版の比較をしてみたいと思います。

ちなみに海賊と呼ばれた男は2012年の7月に発行されて以来、まだ電子書籍化していない作品でもあります。

私は漫画版を電子書籍版でしか見たことがないので、小説版はまだ見たことがありません。

だって、書籍版で持つと嵩張るんだもの。(´・ω・`)

紙の本は見たい時に読み返しやすくて良いんですけど、電子書籍ならスマホに入れておけるので読みたい時にいつでも読めます。

小説版も早く電子書籍化して欲しいと思っています。

それでは漫画版と映画版を比較していきます。

漫画版と映画版のみどころ!

漫画版と映画版それぞれのみどころをご紹介。

漫画版のみどころは主要な登場人物それぞれにエピソードがあり、その時に苦悩や問題に対処するための痛快な起死回生の一手などです。

映画版では端折られてしまった、日田重太郎との出会いや国岡達吉(鐵造の弟)と武知甲太郎のイランとの交渉、長谷川(映画版は長谷部)の上海での活躍、新田辰夫(日章丸の船長)の活躍などそれぞれに数話ページを割いているのでボリュームもタップリです。

逆に映画版での見どころは役者の『言葉』にあります。

漫画版では方言を知らない人のための配慮なのか標準語が使われていましたが、映画版では山口弁で話すシーンが出て来て、役作りに拘ったんだなと感じさせてくれました。

漫画版では出てこなかった鐵造の最初の妻「ユキ」とのエピソードなども原作を読んだ人には目新しいのかな?と思います。

キャスト(キャラクター)の違いに戸惑うことも

漫画版と映画版では配役の印象や雰囲気がまるで違い、観ていて戸惑いました。

漫画版では大正時代を経験している紳士然とした印象の国岡鐵造でしたが、映画版では気性の激しいガキ大将のような振る舞いを見せる経営者もしくは田舎ヤクザのような雰囲気を見せるシーンもあり、漫画版とはまた別の魅力

漫画版の国岡鐵造

映画版の国岡鐵造

国岡鐵造の他にも漫画版では渋みのあるハードボイルドな雰囲気を持っていた東雲忠司が映画版ではエリート然とした中間管理職のような配役には驚きました。

漫画版では信頼できるやり手の部下だったのに、映画版では小役人のような雰囲気を持ったエリートみたいな感じでした。

そこがまた人間味があって好感を持てる部分でもあるのですが。

漫画版の東雲忠司

映画版の東雲忠司

元海軍大佐の藤本壮平は漫画版と映画版では最初の印象が違います。

漫画版の藤本壮平

漫画版ではお願いしに来たいうのが雰囲気で伝わってきましたが、映画版では伝わって来なかったのが残念ですね。

映画版の藤本壮平

ソファーに深く腰掛けてくつろいでいるのが登場シーンですから。

ちょっとお願いしに来たって感じでないですね。

元海軍大佐ですから民間人に頭を下げるのが苦手なのかもしれないですが、これでは交渉にならなかったのではないでしょうか?

疑問に残るシーンでしたが、そんな藤本大佐が作中で変わっていくのも比較していていれば楽しめる部分です。

一番びっくりしたのはやはり国岡鐵造の右腕として育てていた長谷でしょうか。

長谷の配役は漫画版と映画版で全く違います。

というか名前からして違います。(笑)

漫画版では長谷川喜久雄という名前の神戸高商(現在の神戸大学経済学部)出身の高学歴のエリート。

一方映画版では長谷部喜雄という元漁師。全くキャラクターが違います。

漫画版の長谷

映画版の長谷

それもそのはず、この長谷というキャラクターは原作には出てこないキャラだったんですね。

だから、漫画版では国岡鐵造の右腕として信頼できる部下役、映画版では後継者として育てていた息子のような存在として描かれています。

監督や漫画家が自由にできるキャラクターということでしょうか。

漫画版では国岡鐵造と長谷川喜久雄の出会いのシーンはありませんが、映画版では長谷部と東雲が国岡商店に入社するシーンが見られます。

映画版、漫画版それぞれにはないキャラの魅力があります。

残念だったところは?

映画版では約2時間という制限がありますからやはり語られなかったシーンが数多くあります。

特に残念だったところは日田重太郎との出会いのシーンです。

この作品というか出光佐三にとってもその後の人生を大きく左右するシーンですから、ここは端折って欲しくなかったですね。

日田重太郎

若い日の国岡鐵造に日田重太郎が投資するシーンは一見すると金持ちの道楽とも見えますが、相手の志を応援したいという古き良き日本人の心が籠ったシーンです。

そのエピソードを知ってるからこそ、映画版でも出てきた追加融資のシーンでより深い感動が生まれるのだと思います。

また、映画には出てきませんでしたが国岡鐵造の弟、国岡達吉と武知甲太郎がイランに乗り込んで石油の値段交渉するシーンも当時の人々がどういった思いで生きていたかを知る重要な役割を持っていたと思います。

映画版は尺の関係なのか国岡鐵造の人生に重きを置いて作られていたからなのかわかりませんが、イランでのシーンは省かれてしまったのでしょう。

後半を盛り上げるシーンなので出来れば入れて欲しかったですね。

まとめ

同じ話を別の切り口から全く違う作品にする山崎貴監督や漫画家の須本壮一さんの手腕に感心しました。

小説版を読んだことはまだないですが、今回映画版と漫画版を観て電子書籍化する前に書籍版を買ってしまいそう。

でもここまで我慢したからもう少し待ってみようかな。

海賊と呼ばれた男は原作の小説だけでなく、ほかにもオーディオブックにもなっています。

国岡鐵造役は中村雅俊さんが演じています。

鐵造の恩人の日田重太郎役は映画版で鐵造に嫌がらせをしていた石油配給統制会社の社長鳥川卓巳役を演じていた國村隼さん。

映画版とはまた違った雰囲気を楽しめそうですね。

オーディオブックも欲しいです。

 

 

 

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