デジタル終活ってなに?実感が湧かないから分かりやすく整理してみた!

デジタル終活

「終活」という言葉はよく聞くようになりましたが、「デジタル終活」という言葉は初めて聞いた人もいるのではないでしょうか?

自分では終活なんてまだまだ先の話だと思っていますが、周りに詳しそうな人間もいないですし、問題点を早めに整理して対策をしておいた方が後々面倒が少なくなりそうな話題だったので気になって調査しました。

デジタル終活スマホ

きっかけは今週の東洋経済オンラインに「スマホを残して死ぬ」ことで起きる深刻問題という記事を見つけた時のことです。

自分は今30代半ばなのですが、これまでの人生で親族間での不幸があまりなく、最後に葬式に出た記憶は数年前80歳の祖母が亡くなった時のものです。

祖母は古い世代の人でスマホや携帯はもちろんパソコンも使ったことがなかったため、遺品には当然それらのデジタル製品はありませんでした。

65歳になる父や母もDoCoMoの携帯位しか持っていないため、電話番号とメールアドレス位しか問題になりそうな情報はありません。

つまり、スマホや携帯、パソコンなどのデータを遺産として残す可能性があるのは自分の代の話になります。

デジタルデータにアクセスできない状態で自分が亡くなった場合、遺族にどんな迷惑がかかるのか問題点を整理しましょう。

スマホにアクセスできない状態で自分が亡くなった場合

パスワード忘れ

最近のiPhoneやAndroidをはじめとしたスマホにはロック機能がついてあり、パターン認証やPINコードなどのパスワードを忘れてしまうとスマホを開くことができなくなります。

パスワードをど忘れしてしまった人なら分かると思いますが、パスワードを忘れてしまった場合お店に持って行っても、ロックの解除はしてくれません。

というよりもパスワードの解析は事実上不可能だからです。

スーパーコンピューターで時間をかければ解析できるかもしれませんが、スマホのパスワードを解析するために貸してくれるものではないですし、また借りれたとしてもどれだけのお金が必要になるかわかりませんので現実的な話しではありません。

スマホのパスワードを忘れてしまった場合の基本的な対応は一回スマホを初期化した後、バックアップからの復旧が一般的な対応になります。

ですが、iPhoneにしろ、Androidにしろ復旧にはスマホのパスワードとは別にapple IDやGoogleアカウントとパスワードが必要になります。

つまりIDやパスワードがわからないと復旧は不可能だということです。

IDに紐づいている電話番号やメールアドレス、オンラインストレージに保存してあるデータ類へアクセスができなくなります。

この場合遺族にどんな不都合が起こるかを予想すると

「◯◯さんへ主人がなくなったことを教えて上げないと、でも主人のスマホにしか電話番号が入っていないから連絡できないわ」
「主人が撮っていた家族旅行の写真はどこに行ったかしら? スマホで撮ってたからスマホを開けないと見れないかも」

なんてことが起こるかもしれません。

遺族や友人にとっては大きな問題ですがこれくらいなら生活自体には影響はなさそうです。

では今度は遺族の生活に関わりがありそうな問題を想像してみましょう。

デジタルデータにアクセスできないことで遺族に大きな迷惑がかかる場合は?

デジタル終活仮想通貨

デジタルデータにアクセスできないことが遺族に大きな問題となって降りかかるケースがあります。

それはFXや株などの電子取引の場合です。

最近ではFXや株などはネットだけで取引が完結してしまうので、遺族が口座を持っていることを知らないといったケースがあります。

一昔前なら口座開設にも書類上のやり取りが必要だったため、本人が亡くなっても何らかの書類が残っていました。

ですが、今は口座開設に必要な書類は全てネット上のやり取りだけで完結させることができるので紙媒体の書類が残ることもありません。

私もFXの口座を作ったことがありますが、口座開設は全てスマホだけで完結してしまったので拍子抜けしたのを覚えています。

もし、取引中に自分が亡くなって追加証拠金などが発生してしまった場合、遺族が負の遺産を相続してしまうケースも考えられます。

日本の法律上遺産を相続した後3ヶ月経ってから借金が出て来た場合、その借金も相続しなくていけないので金銭的に大変なことになります。

※ 遺族が明らかに借金の存在を知らなかった場合、資産も含めて相続するかどうか熟考する期間を延ばして貰えるそうです。もしそんな状態に陥ったら一旦落ち着いて弁護士に相談してください。

また、ビットコインなどの仮想通貨で取引をしていた場合、取引に使うシークレットキーを遺族が知らないと資産を相続されても使えません。

その場合遺産はそのまま消滅という形になるのでせっかく貯めた資産を遺族に残せないということも。

そんなことになればただお金を使って遊んでいたというだけの話しになります。

パスワードを紙に書いて金庫に保管するなど、デジタルデータ化できる資産は遺族に残せる形でしっかりと管理しておいた方が良さそうですね。

遺族だけでなく周りに迷惑をかけてしまうケースも

デジタル終活整理

デジタルデータをしっかりと管理しておかないと遺族だけでなく、周りの人に迷惑をかけてしまうこともあります。

ネットが発達してから組織に属さずフリーランスで仕事をする人も増えて来ています。

また、出勤時間だけでは仕事が終わらず自宅で作業をしている人も多いのではないでしょうか?

自宅のパソコンを使ってオフラインで仕事をしている場合、しっかり整理しておかないと引継ぎがスムーズにいかず、作業が滞ってしまうことがあります。

「◯◯さんに仕事を依頼していたのですが」

『主人の仕事のことはちょっと……。パソコンの中にあるとは思うんですが』

「パソコンを拝見させて頂いてもよろしいでしょうか?」

『はい。どうぞ』

「……。(なんじゃこりゃあああああ! どこに何があるかわかんねぇ~!)」

『見つかりましたでしょうか?』

「い、いえ。ちょっと時間がかかりそうです。(この写真はなんだろう? あ、ひょっとして◯◯さん不倫してたな)」

『……。(私の方が美人ね)』

なんてことも起こってしまうかもしれません。

どこに何があるか普段からパソコンやスマホの中身を整理して、不要なものは削除しておいた方が遺族や周りの人へ迷惑をかけずにすみそうですね。

お互いのために、もしもの時の備えは怠らないようにしておきたいものです。

デジタル終活不倫

デジタル終活まとめ

デジタル終活まとめ

デジタル終活について調べましたが、正直な話まだ終活については考えたくないというのが今の気持ちです。

病気や事故でもない限り、「後30年は先の話になるだろう」、「まだデジタル終活なんて考えなくていいんじゃないか」と思いたい自分がいます。しかし突然の不幸は誰にでも起こるもの。

この記事を書いていて小学生の頃、弟の同級生の父親が心臓発作で寝ている間に亡くなっていたという話を思い出しました。

いつ亡くなっても大丈夫なように備えだけはしておきたいものです。

特に株やFXなどで資産を形成している人は自分の死後どうやって資産が処理されていくのか流れだけでも知っておいた方が良いかもしれません。

紙媒体だけで戸籍や資産が処理されていた時代は終わり、デジタルデータで処理される時代が来ています。

私たちの世代がこの時代の先駆者で周りに知っている人がいない未知の時代でもあります。

自分の死後、遺族が大丈夫なように将来のことを想像して心構えだけでもしておいた方が良いのではないでしょうか?

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